普段食べているお米ですが、美味しい炊き方には基本があります。それは米の季節に応じた研ぎ方と、浸水と水切りの手間を惜しまないことにあります。炊飯器の機能が発達している今日では等閑視されがちですが、そのベースになる方法を確認しましょう。

お米の美味しい炊き方の基本とは

お米の美味しい炊き方の基本とは

お米の味や好みの硬さには、各御家庭によって好みには違いがあります。

それだけお米には千差万別の好みが存在していることを示唆していますが、それは逆に言うと美味しいのが当たり前と認識されているといって間違いありません。

なぜならまずく炊き上がったご飯を一口食べると、食欲はそのまま途絶えてしまい、それ以上箸は進まなくなるからです。

美味しいのが当たり前のお米ですが、かつて薪木で釜をたいて空気の流入量を竹筒で調整していた時代には、随分熟練と経験を必要とするものでした。

しかし時代は下りガス式炊飯器から、やがて電気炊飯器が登場するにいたり、お米の炊き方はすっかり様変わりし、誰が作ってもそこそこ美味しい仕上がりをスイッチひとつで実現することが出来るようになっています。

とりわけ炊飯器の機能の向上は目覚しく、釜の素材を職人が手作りしたり、温度調整機能を緻密にしたおかげで好みの硬さを調整できることなど、自由自在な高級炊飯器が人気を博しているほどです。

ただ、このようにお米の美味しい炊きかたを誰でも実践できるほどの炊飯器が登場したところで、やはり美味しくないお米に仕上がるという事態は十分想定されるのです。

例えば米の鮮度や保管状況によって、水分量やにおいなどが随分異なります。

一年を通じて美味しくご飯を食べるには、気候に合わせたり洗い方に工夫を加えるべきであって、吸水性の違いにも配慮した水分量の調整が要求されるのです。

とは言っても、美味しいお米の炊き方は、時代を超えて通用する基本とも言うべき方法論が存在しています。

特に大切なのは下準備をしっかり済ませておくことだとされている訳です。

せっかくの炊飯器の機能を遺憾なく発揮させるには、人の手による適切な準備があってこそです。

同等に大切なのは、米の計量はきっちり正確に行うことにあるのです。

なぜならご飯の炊き上がりは米の水分量に左右されますが、そのすべての基本は水加減にあるからです。

美味しいお米の炊き方の実践

計量カップで正確にお米をコップに取ったら、まずは研ぐ前にさっと水洗いします。

これは米表面にこびりついた糠や油のニオイを研いでいる間に浸透させないために行うのです。

特に古米はニオイを吸収し易いので手早く行います。

いよいよ研ぎの作業ですが、必ず水を張った容器にお米を投入してください。

蛇口で水を継ぎ足しながら研ぎ洗いすると、やはりニオイが移ってしまうので、先に水を張るのはくれぐれも忘れないように。

投入後はすぐに手でざっと掻き混ぜます。

水表面に糠や油がすぐに浮いてくるので、濁った水はすぐに捨てるようにします。

いよいよ重要な研ぎに入りますが、米粒同士をしっかりこすり合わせるのがポイントです。

食べる時期に合った研ぎ方やその回数の目安があります。

新米なら手先を立てて円を描くように、軽く研ぐだけで問題ありません。

しかし乾燥する11-4月では研ぎはこの方法で3-4回、すすぎは2回が基本になります。

ただし古米の場合はニオイが強くなるので、手の付け根を使ってしっかり米と米をすり合わせます。

研ぎの回数は同じですが、ニオイがなくなるまですすぎを繰り返してください。

研ぎとすすぎが済んだら、新米で40分-1時間、古米では1時間は浸水させておきます。

浸水させたら水切りを行います。

ザルにとって10回ほど水気を切るようにしてください。

そのまま放置するとお米が割れるので放置は禁忌です。

水切りは余分な水分を切り、水加減を正確に行う為の作業です。

面倒がらずに省かないことが大切です。

あとは好みの水加減にして、炊飯器のスイッチを入れるだけです。

美味しいお米の炊き方を実践するには、米の糠や油は、研ぎとすすぎでしっかり落として浸水を行う等、地味な手順を踏まえ省略しないことが大切です。